寒い日には、一刻も早くすぐに家へ帰って暖まりたいもの。ただ、問題なのがなかなか立ち上がらない暖房器具。すぐにでも暖まりたいほど凍えている一方で、すぐに暖房器具が起動しないとつい苛立ってしまいますよね。そんなときにおすすめなのが「グラファイトヒーター」。他の暖房器具と比べ、起動速度が速いことが特徴的です。今回は、おすすめなグラファイトヒーターについてご紹介します。
目次
グラファイトヒーターとは
グラファイトヒーターとは、
- 発熱体に電流を流して暖める→遠赤外線が発生する
- 炭素繊維の中でも、発熱体に黒鉛を使った暖房器具
- 遠赤外線を放射し人体を直接じっくり暖める
- 空気を暖める暖房器具ではない
遠赤外線を活用して、暖房機能を起動させるヒーターのことを指す。
遠赤外線ヒーター(電気ストーブ)の中でも優秀
グラファイトヒーターは、他の遠赤外線ヒーター(電気ストーブ)よりも優秀だ。一体、他の種類の暖房器具と比べてその点が優れているのだろうか。それぞれを比較しながらご紹介する。
種類 | 発熱体 | 価格 | 暖かさ | 即熱性 |
---|---|---|---|---|
ニクロム線ストーブ | 石英ガラス +ニクロム線コイル |
◎ | △ | × |
シーズヒーター | ハロゲンランプ | × | ◎ | △ |
ハロゲンヒーター | 炭素化合物 | ○ | △ | ○ |
カーボンヒーター | ニクロム線 +金属製パイプ |
△ | ○ | ◎ |
ちなみに、グラファイトヒーターは「カーボンヒーター」の一種であるため、今回の比較ではカーボンヒーターの項目を参照。
おすすめグラファイトヒーター|一番人気はアラジン
数多くあるグラファイトヒーターの中でも、特におすすめなのがアラジンの製品。アラジンのグラファイトヒーターを4つご紹介する。
安全機能でお子様がいても安心
くすんだグリーンがおしゃれなグラファイトヒーター。
火傷の恐れがあるグラファイトヒーターだが、この商品には安全性を考慮した機能が2つ搭載されている。まずは、チャイルドロック。お子様が誤ってヒーターで怪我しないように自動でロックをかけることが可能だ。次に、転倒オフスイッチ。もし、ヒーターが倒れてしまっても自動で運転を停止するため火事などに繋がりにくい。
また、2ダイヤル操作というシンプルな操作性のため誰でも簡単に使うことが可能だ。
4段階の消費電力で節約に
瞬間暖房が魅力的なパーソナルタイプのグラファイトヒーター。起動後、すばやく立ち上がり転倒した瞬間に身体をしっかり暖めることが可能だ。脱衣所や寒い季節の帰宅時におすすめしたい。
また、消費電力を250W~1000Wの4段階に切り替えることができる。少し肌寒い場合などには消費電力を落とし、特に寒い日には消費電力を高くするなどシーンに応じて使い分けることができる。結果、節約に繋げることも可能だ。
局部的にじっくり暖めたいときに
アラジンの遠赤グラファイトヒーター。高分子フィルムを活用しているため、他の電気ストーブよりも高熱伝達性を実現した暖かさに優れたヒーターだ。通常の高分子と比較し、より高い強度と耐熱性をもつ。遠赤外線を活用しているヒーターであるため、他のヒーターを使用するよりも暖かさが持続する。
さらに、立ち上がりが早い点も魅力的。0.2秒で立ち上がるため、エアコンの暖房が効くまでの間や脱衣時、トイレや洗面所などの狭い場所におすすめだ。
深みのあるブラウンが洗練された印象に
深みのあるブラウンがおしゃれな遠赤グラファイトヒーター。スリムなデザインで部屋の隅や、キッチン、脱衣所などの狭い場所にも気にせず置くことが可能だ。
また、400Wと200Wの2段階切替ができるため好みの暖かさを選ぶことができ節約にもなる。
さらに、ヒーター本体にハンドルがついている。部屋や置き場所を変えるための持ち運びに便利だ。
おすすめグラファイトヒーター|安い&コスパ◎
アラジン以外のおすすめグラファイトヒーターを3つご紹介する。
スリムで置き場所を選ばないデザイン
サクラクレパスとコイズミのコラボ商品。クレパスのような子どもゴゴロ溢れるデザインが特徴的だ。スリムなデザインなので、狭い空間にも気にせず設置できる点が魅力だ。
起動してから、0.2秒という速さで即座に立ち上がりすぐに身体を暖めることが可能。遠赤外線効果で、身体の中をじっくりと暖めることができる。600Wと300Wの2種類の電力を切り替えることで、無駄なく適切な室内温度に近づけられる。
転倒オフスイッチで安全性も考慮
シャンパンゴールドが洗練された印象を与える山善のグラファイトヒーター。スリムなデザインのため、狭い環境にも設置可能。また、すぐに起動開始するため、脱衣所やキッチンなど狭く寒い環境におすすめだ。もしも誤ってヒーターが倒れてしまった場合も、安全装置として転倒オフスイッチが搭載されているため安心。
グラファイトヒーターは一部分のみの使用が推奨されているヒーターであるが、この商品には自動首振り機能がついているため出来る限り広い範囲を暖めることができる点もおすすめしたい。
スリムで省エネなコアヒートスリム
スリム省スペースタイプの「コアヒートスリム」。シンプルでスタイリッシュなデザインでインテリアを邪魔しない。
遠赤外線で身体の芯までじっくり暖めることができる機能と、コアヒートの暖かさを兼ね備えた商品。マイコン制御ですぐに暖めることが可能だ。
また、温度センサーにて室内温度を感知し、温度に合わせて自動で省エネ運転を行う「ecoモード」も搭載されている。さらに、パワーモニターで運転状況を一目で把握できるため消し忘れも防止。過度に部屋を暖めてしまい無駄な電気代をかけてしまうことがない。
グラファイトヒーターの電気代は?
グラファイトヒーターを使用すると、電気代はどれほどかかるのだろうか。グラファイトヒーターとその他の電気ストーブの電気代を比較した。
種類 | 1時間 | 1日 | 1ヶ月 |
---|---|---|---|
グラファイトヒーター | 24.3円 | 194.4円 | 5,832円 |
カーボンヒーター | 24.3円 | 194.4円 | 5,832円 |
ハロゲンヒーター | 27円 | 216円 | 6,480円 |
セラミックヒーター | 27円 | 216円 | 6,480円 |
パネルヒーター | 27円 | 216円 | 6,480円 |
このように比較すると、他の電気ストーブよりも暖かさに優れていることに加えて、さほど電気代も高くないことがわかる。暖かさを考慮すると、やはりグラファイトヒーターが最もコストパフォーマンスに優れている電気ストーブであると言える。
グラファイトヒーターのよくある質問
グラファイトヒーターのメリット
- 暖まるまでの時間が圧倒的に速い
- 十分な暖かさ
- 金属管を使用しているため衝撃に強い
- 空気を乾燥させずに暖めることが可能
グラファイトヒーターのメリット
- 本体価格が高い
- 熱を帯びるため触ると火傷する
- 低温やけどの恐れ
暖める機能としては申し分ない。また、空気を暖めるのではなく、遠赤外線で人体を芯から暖めるため空気を乾燥させることなく暖まることが可能だ。
一方、他の電気ストーブよりもしっかり暖まることができる分本体価格が高い。また、加熱部分が非常に熱くなっているため誤って触ってしまうと火傷などの怪我につながってしまう恐れがあり危険性が高いと言える。お子様がいる環境では、あまり適していない。
グラファイトヒーターとカーボンヒーターの違い
上記の表では、グラファイトヒーターとカーボンヒーターを同じものとして考察した。グラファイトヒーターとカーボンヒーターの違いは何だろうか。
グラファイトヒーターの方が、
- 遠赤外線が多い
- より身体の芯から暖めることが可能
- 立ち上がりが早い
- 本体価格が高い
以上が、相違点だ。
カーボンヒーターよりも遠赤外線が多いことからより暖かくなるものの、その分本体価格が高くなってしまう。多少本体価格が高くても、よりしっかりと暖められるヒーターを求めている方にグラファイトヒーターをおすすめしたい。