火を使わず気軽に揚げ物ができる、卓上電気フライヤー。今では油さえ使わないノンフライヤーもありあす。今回は、PHILIPS(フィリップス)、象印、クイジナート、タイガーなどおすすめメーカーの口コミ・評価を比較し、選び方や使い方をまとめてみます。
卓上電気フライヤーとノンフライヤーの選び方
フライヤーの中には、電気で油を熱して食材をフライする「電気フライヤー」と、油を使わずに実質フライしたような調理ができる「ノンフライヤー」の2種類がある。ノンフライヤーはフィリップスの製品名ではあるが、この記事では油を使わない機種の総称として紹介する。
電気フライヤーとノンフライヤーの比較表
比較点 | 卓上電気フライヤー | ノンフライヤー |
---|---|---|
価格帯 | ¥3,500~ | ¥10,000~ |
ワット数 | 700~800W | 1000W~1500W |
加熱方式 | 電気で油を熱する | コンベクションオーブン(熱風循環) |
油の有無 | △/必要あり | ◎/必要なし |
動作音 | ◯/普通 | △/大きめ |
卓上電気フライヤー
電気フライヤーは油を使用するので、ガスコンロで揚げ物をするときと、基本的に仕上がりに違いは無い。
ガス調理と比較すると、温度が一定に保て、温度調節機能がある機種もあるので、失敗が少なく美味しく仕上がる。油量0.3L~0.5Lのタイプもあり、一人暮らしや二人暮らしでも気軽に揚げ物ができるのが売り。
ノンフライヤー
ノンフライヤーは、高音の熱を庫内で循環させる「コンベクションオーブン方式」で加熱する。
これにより、油を使わずに食材自身から出る油を使用して、揚げ物のような調理ができる。余計な油を使わないので、ヘルシーな揚げ物ができるのが特徴。
コンベクションオーブンとは?
コンベクションオーブンとは、一言で言うと「熱風循環+ファン」での加熱で、短時間・高温・全方位からムラ無く加熱できる方式。油を使わない揚げ物ができる。
卓上電気フライヤーのおすすめ製品を比較
1~2人でもOK!油が少なくても揚げられるタイプ
クイジナート 電気フライヤー(バスケット付) CDF-100JBS
火や温度の調節がしやすく、蓋があるので油も跳ねにくい。
- 【おすすめ】バスケット付きだから一度に揚げられる!
- 【おすすめ】90~190℃まで無段階温度調節が可能!
- 取り外し可能なふた付きで、油ハネが防げ洗浄も楽々
- マグネット式コードで引っ掛けてもプラグがすく抜ける
- 容量は最小500ml~1.0リットル
タイガー 「はやあげ」 電気フライヤー CFE-A100-T
油受けを付けておけば油ハネが防げるのが嬉しい。
- 【おすすめ】フッ素加工のなべが丸洗いOK
- 温度の調整は自動で180度になる
- 容量は700ml〜1L
レコルト ポットデュオ エスプリ オレンジ RPD-2OR
使うのは400mlの油のみで、少なくてすむのが嬉しい。少人数家族におすすめ。
- 【おすすめ】揚げる以外に、蒸す・焼く・煮ることができ、一台四役!
- 400mlとかなり小さめのサイズ。一人用。
TWINBIRD コンパクトフライヤー パールホワイト EP-4694PW
お手入れが楽で「低・中・高」の温度設定が可能。容量は最小:約0.3L~0.5Lと一人暮らし用。安くてコスパが良い!
2人~家族におすすめ!最小容量1000ml以上のタイプ
ROOMMATE ディープフライヤー (電気オイル調理器) EB-RM6400A
- 【おすすめ】家族におすすめの最低2000~最高2400mlの容量
- 【おすすめ】本体フタ・内鍋が脱着でき、 水洗いが簡単にできる!
- 130~190℃無段階温度設定可能
山善(YAMAZEN) 電気フライヤー 揚げ物の達人 ホワイト YAC-120(W)
- 【おすすめ】取っ手付きバスケット(揚げカゴ)付属で、小物揚げに便利
- 約160度から約200度に油温を設定可能
- 油量は1L
象印 あげあげ 電気フライヤー メタリックカカオ EFK-A10-TJ
少量の油で調理でき、油の飛び散りも少ない。
- 油温調整機能:160-200度
- 定格容量:1L
- マグネットプラグ搭載
ノンフライヤーのおすすめ製品を比較
売れ筋は、元祖ノンフライヤーのフィリップス!
フィリップス 電気フライヤー 白PHILIPS ノンフライヤー HD9227/52
春巻きや鶏手羽などもカリカリにでき、油の処理がいらない手軽さが受けている。もちろん仕上がりも高評価を得ている。
- 【おすすめ】バスケット網の取り外しが可能
- 【おすすめ】油を使わないのでヘルシー!
- 80~200℃までの温度調節が可能
オーブンとしても使えてコスパ抜群!アイリスオーヤマ
アイリスオーヤマ ノンフライ熱風オーブン FVH-D3A-R
真上や真下から熱風が当たるので裏返す必要なく調理が可能。
- 【おすすめ】フライ用受け皿、フライ用網、オイルスプレー付属
- 食パン4枚/直径25cmピザもらくらく入る広々庫内
- 温め直しの惣菜も揚げたてのようにカリッとなる
フィリップスと比較購入されるのが、わがんせのノーオイルフライヤー
ノーオイルフライヤー ホワイト RJ874WH
消し忘れても安全で、手軽に揚げ物ができる宇野が嬉しい。
- 【おすすめ】バスケットが着脱できて洗いやすい
- 加熱中に中を開けると、自動で停止する安全設計
卓上電気フライヤーの選び方
温度調整の有無と幅
電気フライヤーには、温度調節ができるタイプと、一定のタイプがある。低温で揚げるドーナツや、高温で揚げる天ぷらや唐揚げどちらも作りたい場合は、調節の幅がひろいタイプを選ぶと良いだろう。また、メニューを押すとワンタッチで適温に調節してくれる機種もある。
お手入れ・メンテナンス性
ご紹介した通り、網や内鍋などの部品を取り外せるタイプとそうでないタイプがある。汚れが蓄積すると故障の原因にも鳴るので、なるべく着脱水洗いができる機種を選ぼう。
安全への配慮
お子さんやペットがいる家庭の場合には特に注意して欲しい部分だ。調理中の油はかなり高温になる。万が一コードを脚に引っ掛けてしまっても、マグネット式なら本体をひっくり返すことはない。また、外側が熱くならないタイプもある。また、切り忘れた時に勝手に止まってくれる異常加熱防止機能もある。家庭によって安全性も選択基準になるだろう。
ノンフライヤーの選び方
専用か汎用性が高いタイプか
フィリップスのノンフライヤーはフライ限定だが、アイリスオーヤマなどのコンベクションオーブンタイプのものだとオーブントースターとして使えて汎用性が高い。家庭にオーブンがない場合は特に汎用性が高いタイプをおすすめしたい。
調理できる幅
ノンフライヤーは基本的に揚げが得意分野だが、機種によっては、焼いたり・蒸したり・炒めたり・煮たりできる機種もある。また、買ってきたお惣菜などをリクックできる機種もある。使用用途によって選ぼう。
【コラム】ノンフライヤーでも美味しく揚げられる?
ノンフライヤーを検討している方は、油であげたときとノンフライヤーで調理した時の差がどれくらいあるか気になるところだろう。口コミを参考にまとめてみた。
鶏の唐揚げ
- 一般的なレシピだと粉っぽくできあがる
- タレと片栗粉と肉をビニール袋やジップロックに入れて揉み込み、粉がタレの色で染まるくらい馴染んだ後に調理するとうまくいく
- パサパサせずに美味しい
冷凍のポテト
- 相性抜群。おいしくお手軽に調理できる
かぼちゃチップス
- 厚く切るとホクホク感が出てチップスにならない
- 薄く切ればチップスになる
冷凍コロッケ
- こんがりと色はつかないが、美味しくできる
ホットケーキミックスのスコーン
- サックサクにおいしく焼ける
餃子
- 相性抜群。パリパリで美味しい揚げ餃子ができる
冷凍たこ焼き
- 相性抜群。レンジだと水っぽくなるがフライヤーだとカリッと焼ける
まとめ
いかがだっただろうか。フライはどうしても一人暮らしではハードルが高い料理の1つだ。少量タイプであれば少しの油で調理ができたり、ノンフライヤーではもはや油なしで調理ができる。天ぷらなどこれまで挑戦したことがない料理にもぜひチャレンジしてみてほしい。