この記事では、スリランカ紅茶の一種である「ディンブラ」について解説します。 「ディンブラ」の茶葉の特徴やおすすめの飲み方、産地の情報ついてご紹介します。 この記事でご興味を持って頂き、実際に紅茶をご賞味頂ければ幸いです。
ディンブラの基礎知識
ディンブラの、茶葉の特徴は?
ディンブラとは、スリランカでの中でも山々が連なる、ヌワラエリア行政区で栽培されている茶葉。 茶葉は、褐色がありやや黒みをおびており、紅茶を淹れると、やや濃い赤色になる。
渋み・香り・コク共に強いながらも、バランスが良く上品な味を演出している。 高知(瓢湖具が高い)産紅茶の中でも、最も生産量が多い紅茶で、味は、オーソドックスはセイロンティーとして馴染み深く、愛されている。
- 香り:やや強い
- コク:やや強い
- 渋み:やや強い
- 水色:やや濃い
ディンブラに、カフェインはある?
基本的に、紅茶にはカフェインが含まれている。 カフェインが気になる方は、飲み方を工夫すると良い。
例えば、「ディンブラ」はどんなアレンジをしても合う紅茶なので、 アイスティーとして飲んだり、ミルクティーとしても美味しく楽しめる。 それにより、ストレートで飲むよりも、カフェインも抑えることができる。 ストレートで飲むときは、抽出時間を減らすなど、工夫次第でカフェインとも上手く付き合えるだろう。
ディンブラの効能は?
ディンブラには、「カリウム」と呼ばれる筋肉の収縮や弛緩を助け、便秘解消にも役立つ成分が含まれている。 またビタミン B 群も含まれており、皮膚の病気や口内炎を防いだり、疲労回復やトレス解消にも効果がある。 他には、コレストロールを押さえて、生活習慣病を予防してくれたり、と様々な良い影響がある。
ディンブラの分量と抽出時間は?
まず、カップ1杯に入れる分量としては、2~3gを目安とすると良い。 紅茶に入れてからの抽出時間は、ディンブラはどの品種でも3分でOK。
ディンブラのおすすめの飲み方は?
ディンブラは、何にでも合う紅茶。 ストレートで飲むのも良いが、レモンティーにしたり、ミルクティーにしたり、 気分に合わせて楽しみ方を変えてみていただきたい。
三井農林 ホワイトノーブル 紅茶プロ ディンブラ 225g
ST(セレクティー) セイロン紅茶 ディンブラ 三角ティーバッグ 2.2g×20包
ディンブラの種類と淹れ方
紅茶を淹れるアイテムについては、下記記事を参考いただきたい。
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>>おすすめシュガーポット/ミルクポット特集
>>おしゃれさを格段に上げる、おすすめ電気ケトル特集。
クオリティシーズン ディンブラ
モンスーンの影響を受けた旬の茶葉は、フラワリーな香りと心よい渋みが絶妙なバランスを生んでいる。 渋みも強いが、甘みも感じさせる、最高品質の茶葉。 紅茶を淹れると、薄めのオレンジ色となる。 ストレートやミルクティーがおすすめ。
- 抽出時間:3分
- 香り:普通の強さ
- コク:普通の強さ 渋
- み:やや強い
- 水色:やや薄め
ディンブラBOP
クオリティシーズン以外のディンブラは、そこまで個性が強くなくて飲みやすいのが特徴。 渋みは抑えられ、まろやかな味わい。 紅茶を淹れると、濃い赤色となる。 香りに癖がないので、飲んだことがない人は、クオリティシーズン以外の茶葉から飲み始めると良い。 ストレートやミルクティーがおすすめ。
- 抽出時間:3分
- 香り:普通の強さ
- コク:普通の強さ
- 渋み:普通の強さ
- 水色:やや濃い
ディンブラの歴史
ディンブラ地域とは
ディンブラ地区は、標高が1100~1600mと比較的高い。 11月~2月にモンスーンという季節風が吹き、多くの雨がふる。 しかし、反対の西側には乾いた風が吹き、品質の良い茶葉を育てる。
ディンブラ茶葉のシーズンとは
11~2月のモンスーンと呼ばれる季節風が、海から湿度を持った風を運んできて雨を降らし、 反対側の南西斜面では、乾いた風があたる。 そのため1~3月にはクオリティシーズンが訪れ、品質の良い茶葉が採れる。 製法は、オーソドックス製法が多い。 近年では、ティーバッグで使われる、CTC製法での生産も多くなってきている。
ディンブラ地域の歴史とは
スリランカは、16~18世紀にかけて、ポルトガルやオランダ、イギリスの植民地支配下にあった。 その後珈琲の栽培が行われたが、その後葉の病気でほぼ全滅し、茶栽培にシフトした。