コンデジはソニー、Canonを始め各社が、広角モデルや望遠モデル、防水機能をもつ製品などを販売しています。今回はAPS-Cサイズ含むハイエンドの高級コンデジや、一般的なコンデジなど、おすすめコンパクトデジタルカメラをご紹介します。
2017/03/15 製品追加
目次
本当に使える、おすすめコンデジランキング
はじめに
コンデジはスマートフォンで写真を取るよりも本格的だが、ミラーレス一眼には劣る。初心者におすすめの、ライトユースに向いたカメラだ。
数万円する高級コンデジもあるが、今回は低~中価格帯を中心にご紹介しよう。
【ランキング1位】ライトユースならCanon Power Shot
Canon コンパクトデジタルカメラ Power Shot PSSX620HS
▼コスパ最高のベストバイ▼
普段カメラを使わない人でも簡単に操作でき、光学25倍ズーム搭載のコスパ抜群のコンデジ。
軽くて使い勝手が良いので、デジタル一眼レフ(デジイチ)を所持している人のサブ機としても人気が高い。
Wi-Fi/NFCにも対応しており、旅行先で撮った写真をSNSなどにすぐシェアできる。初心者やライトユースには申し分ない。
Canon デジタルカメラ PowerShot PSSX720HSBK
▼同じく人気の上位機種▼
前述のPowerShotの上位機種がこちら。正直に言うと、そこまで値段が変わらないので、基本スペックが高いこちらをおすすめしたい。
下位機種と比較すると、ズーム倍率が25倍から40倍に、画素数も10万向上している。
焦点距離の幅も広がり、広角・望遠ともに重い通りの撮影ができるようになった。
【ランキング2位】デイリーユースに最適な本格派、SONY Cyber-shot
ソニー SONY デジタルカメラ DSC-RX100 Cyber-shot
▼操作性・画質・画角の三拍子▼
ソニーのコンデジの中ではエントリーモデルとして選ばれることの多い、価格・機能・操作性が優れている機種。
画質は然ることながら、充電もUSB経由でできたりHDMI端子が付いたりと、利便性高い。
コンデジが苦手とする暗所の撮影もできる。暗部の階調が非常に豊かなせいか、露出をアンダー気味に撮影するとメリハリの効いた写真が撮影できる。
【ランキング3位】価格を抑えたいなら、ニコンCOOLPIX
▼スマホ感覚で持ち歩ける薄さ▼
Nikon デジタルカメラ COOLPIX A100RD 光学5倍
低価格帯のコンデジを狙うなら、こちらがおすすめ。
連写機能がなかったり、ぶれやすかったりと、どうしても基本スペックは下がるが、三脚やカメラスタビライザーを使えば問題ない。
スマホのサブ機として持ち運ぶにはぴったりだろう。
【ランキング4位】アクティブに使うなら、OLYMPUS
OLYMPUS デジタルカメラ STYLUS TG-4 Tough
▼防水・広角・タフさが◎▼
とにかくアクティブシーンに強いコンデジ。
広角なだけでなく防水性能15m、防塵、耐落下衝撃2.1m、耐低温-10℃、耐荷重100kgf の5大タフ性能を搭載。
また、スマートフォンと連携するWi-Fiと高精度なGPS「RAW記録」や「AFターゲット選択」など細かい機能にもぬかりがない。
【ランキング5位】広角も望遠も撮りたいなら、ルミックス
Panasonic デジタルカメラ ルミックス FZ70 DMC-FZ70-K
▼風景の撮影におすすめ▼
このコンデジは超広角20mm~望遠1200mm(35mm換算)まで幅広い撮影を楽しめるのがポイントだ。
テレコンバーターレンズ(テレコン)を装着すれば、遠くを撮影したり夜空を撮影したりできる。
【ランキング6位】自撮りなら、Canon「PSSX60HS」
Canon デジタルカメラ PowerShot SX60 HS PSSX60HS
▼広角・望遠+自撮りも!▼
前述のパナソニックとタイプは似ていて、広角と望遠が得意なコンデジ。
自撮りデジタルカメラ最盛期に発売されたモデルだけあり、液晶ディスプレイの可動域が広く、自撮りなどの撮影に向いている。
高級コンデジおすすめ機種~APS-Cサイズ編~
後述するが、高級コンデジとは、デジイチにも使用されているAPS-Cサイズのイメージセンサーを使用した機種だ。高級コンデジは、デジイチよりも小型で、同じく高画質に撮影できることで、最近爆発的人気を誇っている。
2016年2月発売|一眼品質の高級コンデジならFUJIFILM「X70」
FUJIFILM デジタルカメラ X70 ブラック X70-B
撮像素子がAPS-Cの1,630万画素 X-Trans CMOSⅡセンサー搭載のデジタルカメラ。
スナップに最適な広角18.5mmのフジノンレンズと180度チルト式液晶&タッチパネル搭載で撮影スタイルが自由自在。
高画質・携帯性・利便性の両立。RICOH「GRII」
RICOH デジタルカメラ GRII APS-CサイズCMOSセンサー ローパスフィルタレス 175840
有効画素1620万画素、GRレンズ焦点距離18.3mmと画質面でのスペックは然ることながら、Wi-Fiを内蔵してあり、しスマートフォンやタブレットなどのモバイルデバイスとワイヤレスで連携が可能。
撮影した画像をすぐ転送できる手軽さがある。また高画質フルHD動画の撮影も可能。
コンデジ(コンパクトデジタルカメラ)の選び方
機能や仕様で選ぶ
コンデジは機種によって以下の機能がある。使うシチュエーションによって選ぶと良い。
- 手振れ補正(自動ブレ補正):アクティブな場面での撮影が可能
- 夜景モード:暗所での撮影が可能
- Wi-Fi機能:PCやスマホへの転送が可能。そのままSNSにも上げやすい
- 防水仕様:水中での撮影が可能
- 耐衝撃性能:デイリーユースやアクティブな場面でのタフさがある
イメージセンサー(映像素子/撮影素子/撮像素子)
コンデジはミラーレス一眼よりも、一般的には画質が劣る。
しかし、高級コンデジというイメージセンサー(レンズから入ってきた光を電気信号に変換する部品)の性能が高く、デジイチに搭載されているAPS-Cサイズ(34.5mm前後)のイメージセンサーが使われているタイプもある。
つまり、高級コンデジであれば、デジイチ品質の機種があるということだ。
補足するとAPS-Cよりも大きいフルサイズもあるわけだが、一般的なコンデジだと、撮像素子のサイズは、
- 1/2.7型(対角で6.7mm程度)
- 1/2.3型(同7.7mm程度)
が一般的となる。これだけでもAPS=Cとの差は歴然だが、より高価格帯のものだと、1/1.7型(同9.5mm程度)のものもある。
高級コンデジとデジタル一眼レフカメラの違い
コンデジはあらゆる面でデジイチに敵わないと思われがちだが、APS=Cサイズの撮像素子が使われている、いわゆる高級コンデジであれば、
- デジイチよりもコンパクト
- レンズ交換時に、イメージセンサーに埃が付く心配がない
- 見た目も機能もシンプルなものが多い
などのメリットもある。持ち歩く機会が多い人は、高級コンデジも大いにアリだろう。
コンデジ周辺機器にも注目
撮影の幅を広げる、テレコンバーターレンズ(テレコン)
一眼レフがレンズ交換型なのに対して、コンデジはレンズ一体型なので基本的にレンズ交換ができない。そのため幅広いタイプの撮影ができないことがデメリットだ。しかし、機種によって、コンバーターレンズと言う、デフォルトで付いているレンズに後付け装着できるレンズが販売されている場合がある。メーカー純正品だったりサードパーティーから販売されているものなど様々だ。
例えば望遠レンズを付けたい場合は、望遠用のテレコンを。広角レンズを付けたい場合は、ワイドコンバーターレンズ(ワイコン)を、レンズの前に付ける。画質が悪くなる場合があるので、確認が必要。
マクロ撮影や野外には、三脚
小さいものを接写で撮影したりなどマクロ撮影する場合は、手ブレが起きやすい。また、記念写真や屋外での撮影におすすめなのが、三脚。コンデジは軽量なものが多いが、少し重めのボディのカメラだと特に重宝する。
自撮り(セルフィー)には、リモートコントローラー
スマホ以外のカメラ全般に言えることだが、セルフィーがしにくいのが難点。セルフタイマーでも良いが、良いタイミングで撮影するには、リモコンがあると便利。シャッターを切る動作でブレが起きないのも良い。
コンデジのメリットデメリット
カメラの4つの種類
カメラは大きく分けて以下の4つに分類できる。コンデジの特徴を把握するためにも、4つの種類からみたコンデジの立ち位置をまず見ていきたい。
- スマホのカメラ機能
- ★コンパクトデジタルカメラ(コンデジ/デジカメ)
- ミラーレス一眼レフカメラ
- デジタル一眼レフカメラ(デジイチ)
1から4に行くほど、機種や価格によるが、一般的に下記の傾向がある。
- より画質が良くなる
- より本格的な写真が撮れる
- より本体が大きく重くなる
- より撮れる写真の幅が広がる(レンズの種類も多い)
コンデジのメリット
- 小型、軽量、コンパクトなので持ち運びに便利。旅行にも最適。
- 1万円程度のものから価格帯があり、リーズナブル
- 細かい設定がなくても良く、初心者向け
- 望遠撮影など、スマホよりズーム機能に優れている
コンデジのデメリット
- 一眼より、露出/ISO感度/測光/フラッシュ等の設定の幅が狭く、暗所での撮影がしにくい
- 一眼より、画質が劣る
- 一眼より、ボケをつくりにくい
- レンズ交換ができず、遠方の被写体が撮れないなど、撮れる写真が限られる
- オートフォーカス(AF)の速度が遅く、ピントがすぐ合わない
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まとめ
いかがだっただろうか。上記に挙げた要素以外にも、コンデジのデザインや、ホールド感、シャッターの押しやすさ、防水性・防塵性等の。タフネスさなども、デイリー使用する際に気になるポイントだ。
コンデジでも頑張れば星空の撮影ができたりと、意外とできることは多い。コンデジでカメラの基礎知識を身に着けたあとに、一眼に乗り換えるのも良いだろう。