自転車の中でも、デザイン性に長けており丈夫なのがビーチクルーザー。今回は、初めてビーチクルーザーを購入する方向けの選び方や、他の自転車と比べた特徴、おしゃれなおすすめ人気機種をご紹介します。
ビーチクルーザーの選び方
【はじめに】ビーチクルーザーとは
ビーチクルーザーとは、元々サーファーが海岸や砂浜で使う目的で作られた自転車。そのため、舗装路だけでなく足場が悪い場所でも走れるタフさが特徴。
競技用自転車のBMXやマウンテンバイクがその原型となっており、独特のハンドルやフレーム等のデザイン性がうけて、最近は街乗りにもよく使用されている。
選び方:タイヤのインチ
体格や身長に合わせて選びたいのが、タイヤのインチ。
【26インチ】が主流で、男女両用で【26インチ】、特に女性には【24インチ】がおすすめ。また、小柄な女性やジュニア用だと【20インチ】が良いだろう。
選び方:ギア/変速の数
よく走るルートに合わせて選びたいのが、変速の数。
ビーチクルーザーは【変速なし】【6段変速】が主流で、平坦な道を走ることが多い人は【変速なし】、ちょっとした坂道も走る人は【6段変速】を選ぶと良い。
おすすめの人気ビーチクルーザー
初心者におすすめの低価格帯ビーチクルーザー
21Technology 26インチ ビーチクルーザー 自転車
流線型のおしゃれなデザインが特徴的なビーチクルーザー。サイズは男女両用の26インチ。
ソフトサドルを採用しており長時間乗っても座りやすく、ホイールにはアルミを使用しているため比較的軽量なボディだ。
Lupinusルピナス 自転車 26インチ LP-26NBN-H ビーチクルーザー
シンプルなデザインながらも、リムやワイヤーまでカラー統一されている。本体も15kg台と同価格帯ではかなり軽め。
カラーはブラック・オレンジ・ホワイト・ピンクの4種類。
20インチ ビーチクルーザー SAIFEI SF-05
20インチながらも、男性でも乗りやすい設計がされているビーチクルーザー。
6段変速付きなので、通勤通学のときに坂道がある場合も安心。また、付属品としてライトも搭載しているので、夜間もすぐ走行可能。
本格派なあなたへおすすめのビーチクルーザー
ビーチクルーザー シマノ6段変速 極太フレーム 砲弾型ライト付
男性の所有欲を駆り立てる無骨でかっこいいデザインが特徴的。ハンドル・シートポスト・リム等の各パーツもオールブラックで統一されている。
シマノ製の外装6段変速機やLEDライトが搭載しているのも嬉しい。サドルのクッションも厚め。
レインボービーチクルーザー26インチ “TYPE-X” 湘南鵠沼海岸発信
比較的細めのフレームがスタイリッシュなビーチクルーザー。カラーはマットブラック×オレンジとマットグレー×レッドリムの2タイプ。
【RAINBOW】 “24inch-KB-CityCruiser-6D” 湘南鵠沼海岸発信 6段変速》
前述のブランドの24インチモデル。こちらは、マットブラック×ブラックリムとサンドベージュ×ブラックリムのカラー展開。
ビーチクルーザーに関するよくある質問
ビーチクルーザーは他の自転車と何が違う?
ビーチクルーザーは、他の自転車と比べて、舗装路かつ短距離の走行に向いているのが特徴。他の自転車と比較してみた表が下記だ。
ビーチクルーザーはマウンテンバイクと性質が似ているが、ギア数は少なめで、ハンドルがドロップハンドルやアップハンドルに近い形状。タイヤ幅は少し太め。
比較点 | ロードバイク | クロスバイク | ビーチクルーザー | シティサイクル |
---|---|---|---|---|
速度 | 約30km/h | 約20km/h | 約18〜25km/h | 約15km/h |
用途 | 長距離 | 短~中距離 | 短~中距離 | 短距離 |
タイヤの幅 | 23c前後 | 25c前後 | 32c前後 | 30c前後 |
ギア | 7-8段が主流 | 20段前後 | 6段前後 | なし~6段 |
車体重量 | 軽い | 普通 | 重め | 軽め |
ハンドル | ドロップハンドル | ストレート | アップハンドル | アップ/ストレート |
ブレーキ | キャリパーブレーキ | Vブレーキ | Vブレーキ | 様々 |
エンド幅 | 130mm | 135mm | 135mm | 135mm |
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ハンドルの角度や位置はどう選べば良い?
結論から言うと、ハンドルの角度は、より体に近い程、安定性は増すがスピードが出にくくなる。ハンドルの角度は工具を使って調節できる機種が多い。
ビーチクルーザーのハンドルは、手前側に大きく曲がったアップハンドルが特徴。画像にある通り、シティサイクル(ママチャリ)だとセミアップ、クロスバイクやマウンテンバイクは一文字ハンドル(ストレートハンドル)となっている。
ビーチクルーザーやシティサイクルのように、ハンドルが体に近いほど、上体を起こして走行ができ、安定性も増す。その分、一文字ハンドルのように体重を掛けにくく、スピードが出にくく坂道への対応力が低くなる。
ビーチクルーザーの中でもストレートハンドル気味の物もあるので、坂道を走るケースが多い人は、検討してみても良いだろう。
カスタマイズがしたい!(カゴ・フェンダー等)
カゴの取付けは可能?
基本的に自転車の前後にカゴを取り付けることは可能だ。自転車の後ろだと、リアキャリアという、カゴなどを載せる台となるフレームを付ける必要がある。
また、リアキャリアにはカゴだけでなく【パニアバッグ】というリアキャリアに固定でき、容量もあるバッグの取り付けも可能。細かいものを入れたい人や、フロントにカゴを付けたくない人は、パニアバッグを検討してみても良いだろう。
捕捉だが、樹脂コーティングメッシュカゴや樹脂コーティングスチールカゴは、安価だが変形しやすく、錆びやすい。錆が気になる人は、ステンレスカゴや、樹脂カゴ、アルミカゴを使用しよう。
フェンダー(泥除け)の取付は可能?
フェンダーはデフォルト搭載されていないが、追加取付はもちろん可能。
フレームとフォークの材質は何がいいの?
ビーチクルーザーのフレームやフォークに使用されている材質は、一般的にスチールやアルミが多い。アルミが多く使用されている程、車体は軽量化される。
素材 | 価格 | 重さ | 耐久性 |
---|---|---|---|
鉄(スチール) | 安価 | 重い | 高い |
アルミ | 安価 | 軽い | 低い |
カーボン | 高価 | 軽い | 高い |
ブレーキの音がうるさい時はどうしたらいい?
一般的なビーチクルーザーに搭載されているバンドブレーキは、摩耗してくるとキーッという音が出る。その場合は、サーボブレーキに変えると音鳴りしにくくなるだろう。
ビーチクルーザー本体以外に何が必要?
空気入れ
走行時の怪我やパンクを防止するためにも、1~2週間に1度程度はタイヤに空気を入れよう。
また、空気入れのバルブには仏式(フレンチ、プレスタ)・英式(ダンロップ、ウッズ)・米式(シュレーダー)などがあるが、ビーチクルーザーは英式がほとんどなので、一般的なものを購入すればOK。
自転車カバー
ビーチクルーザーはスチール素材のものが多く、雨に弱い。なるべくなら、屋根付きの駐輪場においておきたいところだ。もしなければ、自転車カバーを買うと良い。サドルやゴム部分の日光ヤケ・劣化も防げる。
ビーチクルーザーのメンテナンスはどうしたらいい?
ビーチクルーザーを長く安全に使用するには、メンテナンスが必須。まず押さえたいのが、この4つ。
- チェーン用潤滑油
- 洗車用のクリーナー・ブラシ
- ウエス(雑巾でもOK)
- 空気入れ
チェーンには定期的に油を指し、本体はクリーナーやブラシで綺麗にし、ウエスで拭き取る。空気は1週間に1度は入れる。それだけでも快適に使用できる。
細かい部分は自転車屋さんに定期メンテナンスしてもらうのがおすすめ。
防犯登録って必須?
防犯登録は購入者の義務であり、必須。盗難が合った場合、防犯登録番号を警察に教えて探してもらうので、控えは取っておこう。
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まとめ
いかがだっただろうか。
ビーチクルーザーは、おしゃれに街乗りするにはぴったりの自転車だろう。是非自分にぴったりのビーチクルーザーを見つけていただきたい。