大家族や大人数での食事で重宝する、一升炊きの炊飯器。今回は、おすすめメーカーを価格別ランキング形式でご紹介するとともに。選び方にもフォーカスしたいとおもいます。
炊飯器最新ニュース
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炊飯器4つの種類で、一升炊きにおすすめなのは?
炊飯器は各社様々な製品を展開しており、知識がゼロの状態から自分にぴったりの製品を選ぶのは、かなり難しい。そこで、この章では初心者でも選びやすいように項目をまとめた。
炊飯器4つのタイプ比較表
比較点 | IH炊飯器 | 圧力IH炊飯器 | マイコン炊飯 | ガス炊飯(LP/13A) |
---|---|---|---|---|
価格帯 | ¥15000~ | ¥17000~ | ¥7000~ | ¥10000~幅あり |
熱源 | IHコイル | IHコイル | シーズヒーター | ガス |
火力 | 標準 | 強い | 弱め | とても強い |
おすすめ度 | ★4 | ★5 | 製品少ない | 製品少ない |
味/食感 | 固め/粒が立つ | 甘い/もっちり | 標準 | 香りツヤ良/ふっくら |
4種類の比較はこちらを参考にされたい。
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おすすめは、IH炊飯器か圧力IH炊飯器
マイコンやガス炊飯器で一升炊きタイプは、正直売れ筋ではない。IHはマイコンの上位互換であるにも関わらず、両者は底までの価格の差がない。そのため、美味しく炊けるIHをカノがベター。
では、IHと圧力IHどちらが良いのか。「参考:IH炊飯器と圧力IH炊飯器の違いは?おすすめ製品をランキング化!」でもまとめているが、要点をまとめると、下記となる。
IH炊飯器がおすすめの人
- やっぱり味にはこだわりたい。けど価格も抑えたい!
- シャッキリした粒がたったご飯がすき!
IH炊飯器は、マイコンと比較して内釜全体が発熱するため、熱伝導のムラが無く高火力。また細かい温度設定も可能となり、保温能力も向上。価格も1万円台とお手頃なので、そこまでこだわりが強くないが、美味しいご飯が食べたい人におすすめ。
圧力IH炊飯器がおすすめの人
- 短時間でも美味しく炊きたい!
- もっちりした粘りあるお米が好き!
圧力IH炊飯器は、加熱方法はIH炊飯器と同じだが、それにプラスして圧力機構が追加された方式。圧力がかかることで水の沸点が上昇し、炊飯時間短縮ができる。また、栄養の流出を防ぐ効果も。
一方、圧力をかけるための仕組みが複雑なため、パッキンなどのパーツが多く、外しにくいという点も考慮が必要。
価格別【一升炊きの炊飯器】おすすめランキング!
価格と味の両立!おすすめIH炊飯器
【ランキング1位】象印 炊飯器 IH式 1升 ブラウン NP-VD18-TA
お手入れ簡単な「洗える内ぶた」と「フラット庫内」が人気のZOJIRUSHI。価格もお手頃で、コスパも良い。
- 栄養価の高い雑穀米や玄米、金芽米が炊ける「健康米メニュー」
- 発酵から焼き上げまで手作りパンが楽しめる「パン(発酵・焼き)」メニュー
- 30時間おいしく保温できる「うるつや保温」
【ランニング2位】パナソニック 1升 炊飯器 IH式 ブラック SR-HB188-K
Panasonicの比較的新しめの1升炊ける炊飯器。人気の全機種「SR-HB183-W」の後継機種で、釜にはダイヤモンド銅釜を使用。使い勝手も向上しているので今一番おすすめな炊飯器だろう。
【ランキング3位】タイガー IH炊飯器 「炊きたて」 一升 ブラックステンレス JKT-G180-XK
金属釜の内側にタイガー独自の土鍋素材をコーティングした遠赤効果があり、美味しく炊けるのが自慢の機種。ふたがとれて丸洗いできるからお手入れもカンタン。
「雑穀米」「おこげ」「おかゆ」「玄米」「おこわ」「GABA(※)増量メニュー」「早炊きメニュー」など多彩な機能が搭載。
短時間でもっちり美味しく炊きたい!おすすめ圧力IH炊飯器
【ランキング1位】象印 炊飯器 圧力IH式 1升 ステンレスブラウン NP-NY18-XJ
7種類の食感(すし飯・しゃっきり・もちもち・玄米など)で炊き分けができたり、パン(発酵・焼き)メニューで手作りパンが楽しめる。
プラチナコートでごはんの甘み成分(還元糖)が約15%アップし、より美味しくなった。
【ランキング2位】タイガー 炊飯器 一升 圧力 IH ホワイト 炊きたて 炊飯 ジャー JPB-W180-W Tiger
圧力と土鍋素材の内釜がお米の旨みを引き出してくれる。
また、GABA増量メニュー/早炊き/無洗米/分づき米/雑穀米の他に様々な調理メニューがあったり、スタイリッシュなデザインが人気。
【ランキング3位】東芝 真空IHジャー炊飯器(一升炊き) レッドTOSHIBA 真空かまど炊き(真空IH保温釜) RC-18VRH-R
圧力スチームIH炊飯器の売れ筋の中でコスパNo.1機種。ダブル蒸気センサーで蒸気がでにくく安全。
候補を絞った後の、炊飯器機種の選び方
ここまで読んで、欲しい炊飯器のタイプを比較し、候補を絞れただろうか。この章では、最終的に炊飯器を決めていくにあたって、知っておきたいポイントをまとめる。
内釜の種類は味を左右する重要ポイント
炊飯器の種類の次に重要と言っても過言ではないので、内釜の種類。大きくわけて5つの種類がある。
アルミ釜
アルミは軽くて熱伝導が良いのが特徴の素材。急速な水温上昇が求められる高級機には使われず、マイコン炊飯器で使用されることが多い。
多層釜
多層ということで、内側の層には熱伝導率が高い銅やアルミ、間に鉄やステンレスが使用されている。IH炊飯器や圧力IHに使用されている。
炭素釜
炭素釜は、炭素から生成されているため、遠赤外線効果があり土鍋に近い仕上がりになる。他の釜と比較して脆性が高いのがデメリットでもある。
鉄釜
鉄釜は発熱効率が高いのが特徴。高温で何度も打ち込まれた「打ち込み鉄釜」は蓄熱性や断熱性も高い。
土鍋釜
土鍋釜はおこげが綺麗にできるのが特徴。遠赤外線効果もあり直火のように熱を伝える。蒸らしが上手く出来、ふっくら炊き上がる。高価格帯の製品に使われることが多い。
ダイヤモンド釜
ダイヤモンドの微粒子でコーティグされており、熱効率が格段にアップする。旨味が引き立ちおいしく炊ける。
本当に一升でいい?炊飯できる量は、慎重に
炊飯器において、大は小を兼ねるということはない。
例えば、1升炊ける炊飯器で2合炊いたところで、美味しく炊けないのだ。ポイントは、その日や翌日食べられる量の炊飯器を買うことだ。
5合炊きを使っていて、どうしても足りなくなった、という方は一升炊きで問題ないだろう。
想定人数と必要炊飯量の目安
- 一人暮らしの炊飯器:2~3合
- 3~4人の場合:3~5合
- 4~5人の場合:6~8合
- 6人以上の場合:1升
機能も要チェック
美味しく炊くための機能
炊き分け機能
炊き分け機能とは、白米・無洗米・玄米・米の銘柄などによって適切な設定で炊き分けられる機能。また、もちもちや固めなど食感が選べたり、おかゆ用やカレー用など、細かな設定が選べる高級機種もある。
無洗米コース
無洗米コースは、無洗米をより美味しく炊飯できる機能。予熱時間が長めで、吸水を多くさせ、通常よりも時間をかけて炊き上げる。
スチーム炊き機能
スチーム炊きは、高温スチームによりお米の美味しさや甘みを引き出せる機能。スチームのためつやや粘り気も出る。
遠赤外線
遠赤外線は機能とは少し違うが、内釜が遠赤外線を放出する土鍋や炭でできていることで、ムラなく米の芯まで加熱ができる。
メンテナンス性・安全性を向上させる機能
内ふた丸洗い
炊飯器を長く使うには、メンテナンス性も重要。炊飯器の内蓋は取り外しができない機種も多いが、着脱・丸洗いできる機種もある。汚れたまま細菌を繁殖させないためにも、洗える機種はおすすめだ。
蒸気セーブ機能
炊飯器を、キッチンスペースの関係で、屋根がある棚に入れたい人もいるだろう。そんなときには蒸気セーブ機能がおすすめ。噴気口がないので、周りのものを気にせずに済む。
また、赤ちゃんやペットなどが家庭にいる場合、炊飯器の高熱の蒸気で火傷しないためにもこの機能はおすすめだ。
その他便利な機能
パン焼き機能
炊飯器をホームベーカリーとして利用できる機種もある。捏ねは手で行い、発酵~焼き上げができる。
玄米炊き上げコース
玄米を炊飯するのに、ハードルを感じる人も居るだろう。しかし、玄米コースを選択すれば、自動で40度に保ちながら長時間の吸水をした後に、炊飯をしてくれる。炊飯時間は長くかかるが、健康的なのでおすすめしたい機能だ。
スマホ連携
炊飯器がスマートフォンと連携し、スマート家電として機能する機種もある。アプリからレシピを選べ、そのままスマホ側で設定ができる。
その他の炊飯器のタイプ
マイコン炊飯器がおすすめの人
- とにかく価格を抑えたい!
- 洗いやすさも重視したい!
マイコン式炊飯器は、4種類の中で最も火力が弱く、味は普通。その分安価で、構造が単純なので、メンテンス性が高く壊れにくい。
まとめ
いかがだっただろうか。
基本的に炊飯器は、火力が高いタイプ方が美味しく米が炊ける。炊飯時にでんぷんがα化する時間が短く、一気に炊き上げられるからだ。
美味しさで選ぶ時、単純にガス>圧力IH>IH>マイコンという構図にするのではなく、釜の種類や美味しく炊ける機能をみて総合的に判断するのが賢いだろう。